「東北地方太平洋沖地震報告会」に参加しました！

愛媛県建築士会松山支部主催で、
山田宏さん（山田宏建築設計事務所）が講師を務める
CPD認定セミナー
「東北地方太平洋沖地震報告会」
に参加しました。


↑多くの方が参加されました

タイトルが、
～私達　建築士（人）として
やらなくてはならない事を考える～
という重要なテーマです。

まず、山田さんが、業務として被災地（宮城県沿岸部）を撮影した写真をスライドで見ながら、生々しいお話をして頂きました。

まず、建築士としての役割として
応急危険度判定士
の仕事があります。


↑建築士の重要な役割

また、今回の地震や津波の様子を映像で編集したDVDを拝見し、地震の影響、津波の破壊力をあらためて痛感しました。

個人的に、建築士（人）として何ができるかを考えてみました。

１つは、エネルギー確保の問題です。
もし、愛媛に限らず地震、津波等で被災したら、長時間の停電はさけられません。
現在、太陽光発電システムや電気自動車の普及が進んでいますので、その所有者に災害時、エネルギーをわけてもらう仕組みをつくれないかと思いました。

もちろん、その場合は災害が起こる前にエネルギー提供者を決めておき、情報を整理する必要がありますし、提供者には、減税や購入補助等の提供促進策も必要でしょう。

あとは、行政レベルではなく、民間レベルで使用可能な避難場所や炊き出し等の事前提供者、場所提供者を決めておくことも有効だと思います。


↑近藤木工所の倉庫も社会貢献できるかもしれない

いろいろと事前の策はあるかもしれませんが、１つ言えることは、
建築士（人）として出来ることは、ハード的な対応よりも、
ソフト（仕組み）づくり
の方ではないかと思います。

もう一度、東日本大震災の教訓を得た上で、避難方法や避難生活場所の確保、情報発信、受信の仕組みを考え、行政と地域＋建築士で再構築してみることも有効な試みだと私は感じます。

先人が津波の恐ろしさを石碑に刻んだように、私たちが後生に残すべきものがあると思います。

この報告会は、自分の中で少しずつ風化しつつあった大震災を思い返し、自分ができることを考える良い機会になったと思います。

山田宏さん
どうもありがとうございました！