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あっという間に、平成23年一級建築士設計製図試験の前日となりました。 スタッフは、試験の重圧からか、 風邪を引いてしまいました・・・。 明日、大丈夫かなぁ。 僕の勝手な考え(予想)ですが・・・ 僕が去年受けた「美術館」の課題に比べて、「介護老人保健施設」はとても難しい課題だと思います。 関係動線、関係ゾーンが多い為、エスキスも一筋縄ではいきません。 しかも、昨年に比べれば、平面図の作図作業が1面増えていますから、作図作業だけでもスピードがいつも以上に求められます。 他県のN建学院の受講生の様子を聞くと、模擬試験で未完成や失格だけでも3割近かったそうです。 例年、未完成等での失格になる人は1割程度ということを考えると、今回はそんなに難しい課題にはならないのではないかと思います。 作図用紙はA2版ですから、そこで敷地の形もある程度決まります。 正方形か長方形か、どちらかでしょう。 そうすると、敷地の外部条件(駐車場、車路、駐輪場等)を整理すると建物の形もある程度把握することができて、正解プランは、ひねらずにスパンも7mや6m(せいぜい1スパンだけ変わる等)で整形におさまるプランになるはずです。 やっているみなさんの方が良く分かっていると思いますが、今回の勝負は 「基準階」 のつくりかただと思います。 外部条件から基準階の形が決まり、階段、EVの位置が決まれば、1階に階段とEVを下ろして、検討。OKであれば、2階を検討という手順になると思います。 基準階も、ある程度予測が出来ますが、療養室の採光や、隣地の建物を注意しなければなりません。 周辺環境を考慮すると、療養室の位置は自ずと決まるはずです。 設計内容か、記述で、3月11日に発生した 大地震や大津波に関わる知識 を問われる可能性があります。 免震、制震構造や、津波の避難施設、備蓄倉庫としての出題も考えられます。 断面図に免震の考え方、平面図に耐力壁の入れ方(津波の方向を考慮)を求められる可能性もあります。 その為の設備計画(自家発電装置、無電源装置、太陽光発電等)も考慮すべきでしょう。 設計製図の課題でびっくりするような要求、「スパイス」が出ることが通例となってきましたが、今まで学校で習わなかったことが必ず出ます。 しかし、それが、しっかり対応できなくても「減点」で済むことも多いので、スパイスに惑わされないように一呼吸置くことをおすすめします。 また、高さが20mを超えると避雷針が必要ですので、断面図や記述でかけるようにだけはしておいたほうが良さそうです。 あとは、6時間半を乗り切るだけの「エネルギー補給」をしっかり準備しましょう。 エネルギーが切れてしまうと、試験中に 「頭が真っ白になりました・・・」 という状態になります。 1年目は僕もエネルギー切れになり、最後に回した記述がうまくかけませんでした。 エネルギー補給のタイミングは、試験直前と、エスキス修了後の記述作業中がお勧めです。 チューブタイプの栄養補給商品(ウィダーインゼリー等)だと、くわえながら作業できます。 ペットボトルに入れてあるお茶も、すぐ飲めるように100円ショップで、ワンタッチで開く蓋を買うことも有効です。 僕は試験開始30分前に栄養ドリンクを飲むようにしていましたが、栄養ドリンクは利尿作用があるので、飲むタイミングを間違うと、トイレで時間をロスすることもありますので、要注意です。 僕は、エスキスができたときに、トイレに行っていました。あとは、ノンストップです。 試験当日は、自分が出したことのない力が出ますので、自信が無い方も 最後まで諦めない ことをお勧めします。 合格者の多くは、学校でうまくエスキスが出来なかったり、かけなかったりする人も含まれています。 本番は何が起こるか分かりません! みなさまの合格を心より祈っています。 頑張って下さい! うちのスタッフも(笑)。 ↑なるべくカロリーの多いものがいいですね。 ↑僕のお薦めは、バナナ2本分のエネルギー補給ができる商品 ↑栄養ドリンクも使い方に注意!
by atk-design
| 2011-10-08 18:00
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