木は生き物のように乾燥収縮を繰り返します。
我々が扱う含水率15%以下の木材でも、季節や空調によって大きく変化します。
無垢の框戸やガラス戸よりもフラッシュの方が、反りのトラブルが多いのが現状です。
また、フラッシュの板材が両面それぞれ違う素材であれば、間違いなく反ります。
日々、いろいろと考えていますが、まだまだ研究中です。
■フラッシュの反り防止の検討
・芯材に反り止め液を塗布する。
・芯材に空気穴を空け、空気を対流させる。
・プレスの圧着時間、圧着面を変える。
・芯材にアルミのフラットバーを付ける(まだ実験できず)
今回は、建具の見込みが極端に少ないので、反ることは明らかなのですが、その中で出来る限りの対応をしなければなりません。
誰か、良い案があれば、教えて下さい!!

↑芯の内部で熱や湿気がたまらないように、空気穴を開けています。

↑反らないフラッシュをつくる為には、共通仕様書以上の厚みが必要です。
今回、4mmのポリ合板を両面貼るので芯は22mmです(共仕規格外)。

↑背の高い建具ほど、よく反ります。